95周年プレ記念行事 中国・長白山

平成22年9月4日〜8日

9月4日(土)晴れ
関空国際線から中国南方航空に搭乗し、大連空港で乗り継ぎ、長春空港には約1時間遅れで到着した。
長春は、猛暑の大阪に比べ大変涼しい。空港で現地ガイドの宋さんと合流し、ツアーの最後までお世話になる。
すぐに専用バスでホテルに向かう。夕食は、途中の中華料理店で東北料理を摂った。美味しい。
これからの食事は朝食を除きすべて中華料理になる。1日目は無事終了した。(泊

 出発前のひととき 出発の飛行機が遅れている  長春に到着後、すぐに夕食(東北料理)長旅の疲れにビールが一番
 

9月5日(日)晴れ
朝食後、専用バスで市内観光に出発した。長春は一時期、日本が統治していた満州国の首都で新京と称していた。
現在も当時の建物等多く残っており、旧関東軍司令部建物を車窓から見る。
まもなく偽満皇宮に着く。清朝最後の皇帝愛新覚羅・溥儀の宮殿で広大な敷地内の建物、展示資料を2時間程度見学した。
午後、長春空港から延吉空港で乗り継ぎ長白山に向かう。(泊)

 昨夜泊まった長春花園酒店(SWISBELL CHANGCHUN)  昔の関東軍司令部 一般の人は立ち入り禁止です(車窓より)
 偽満州国皇宮へ
 9.18を忘れるな ここにも抗日の碑が
 アヘンに溺れた悲劇の皇妃 を再現  詳しくは映画「ラストエンペラー」で
 
9月6日(月)曇り
標高1,000mの高級リゾートホテルは寒いくらいだ。ホテルのすぐ近くの長白山自然保護区入口まで徒歩で行く。
入場券を受取り、バイオ燃料使用のクリーンバスで登山口へ、急カーブの山道をさながらカーレースのごとく飛ばす。
2,200mの登山口の駐車場に着く。2,476m長白山天池には1,236段の石の階段を登ることになる。
天池まで階段を雄大な景色を見ながら
ゆっくりと約40分で登る。見事なカルデラ湖が現れる。常は雪、氷に覆われ、この時期にしか見ることは出来ない。 
天池には、北朝鮮との国境が在り兵士がいることもあるとのことだ。天池をバックに記念写真を撮る。
先ほどの階段を登山口駐車場まで降りる。クリーンバスで引き返し、長白山大峡谷へ、見事な峡谷を40分ハイキングした。
次は王池に、すっかり終わってしまったお花畑を経て王池を一周した。自然保護区入口まで戻り、ホテルに帰った。
飛行機の出発まで時間があるので、ホテルで更衣し、夕食を摂り空港で待つこととした。
誰もいない空港のロビーで2時間弱を過ごし、23:20 にやっと搭乗した。
延吉空港から延吉のホテルには日が変わった0020の到着だった。    (泊)
 長白山への入口 ここからクリーンバスで長白山へ  駐車場からは整備された1236段の階段が続く
 頂上の天池に到着(標高2470m) 池の中央が北朝鮮との国境  全員で記念写真
 王池でも記念写真  長白山大渓谷(海抜1464m)
 

9月7日(火)晴れ
貸切バス1時間程度の北朝鮮との国境の町、図們に行く。朝鮮族が多く住む町である。国境の川、図們江を船で遊覧する。
突然、対岸に北朝鮮の若い兵士が現れ緊張する。宋さんから写真は絶対に撮らないでと注意を受ける。
下船後、近くの国境にかかる橋を途中まで歩く、北朝鮮の中層の建物が見えたが、住んでいる様子は感じられない。
ホテルに戻り専用バスで延吉観光に出発する。延辺博物館、民族園(朝鮮族の村)、熊の飼育場、西市場を見学し、
延吉空港から長春に戻り、9月4日と同じホテルに泊まった。(泊)

 国境の川を遊覧船で見学  対岸の茂みには銃を持った北朝鮮の兵士が見え隠れ
 北朝鮮へ繋がる唯一の鉄道  中朝友好の碑
 北朝鮮への唯一の通路 厳重な審査を受けて通行が可能  遠くに二人の人影が(脱北者を引き渡して帰ってくる所だそうです)
 朝鮮族の民族園を見学  太鼓の練習風景

9月8日(水)晴れ
最終日、後は飛行機で帰るのみだ。今回の旅行では、長白山自然保護区が、きっちりと保護・管理されている実態を見て、
日本の国立公園等も、さらに大切に保護・管理する必要を感じた。
又、中国経済が、ジェット機の離陸時のような急成長で、日本も飲み込むような国の勢いを実感し、危機感さえ憶えた。
帰路も同じ航路で、長春〜大連(乗り継ぎ)〜関空へ、関空には幸運にも台風9号の通過後で、予定どおり1330到着し、
順調な旅行に感謝し解散した。